『こころの中に』は弥勒菩薩をテーマにした作品です。衆生を如何にして救うかと思案し続ける弥勒菩薩の穏やかな表情と蓮華座の仄かな色合がもたらす華やぎとが見事な対比をなす慈愛に満ちた作品です。
こちらの作品は観音画家「木綿花」が初めて世に問うジクレー作品です。原画の持つ世界観を高画質の印刷技術で飾りやすいサイズに凝縮することで、また新たな価値観が生まれます。制作枚数は100枚。全ての作品に作者自身による署名、落款、エディションナンバーが記されます。
作品に寄せて・・・木綿花
暗闇に光を灯したかのように、静かな光を放つ弥勒菩薩様。この世に現れる日を待ちながら静かに瞑想しています。私たちのこころの中にもひっそりとその時を待っている想いがあります。才能や夢は、不安や希望を抱きながらもその時に向けて準備を整えているのかもしれません。こころの中に弥勒菩薩様のような存在がいるという気持ちを持つことで、自分は一人ではないと思えることでしょう。何より、こころの中にそのような存在を感じることで、支えになる方は必ず現れます。そのような想いで大切な時間を積み重ねていってほしいという想いで描きました。