四百年の歴史を育んできた銅器の町「高岡」は鋳造仏像において国内随一の産地を誇っています。この地で造られる仏像は、仏師、鋳造、仕上げ、色付けなど、伝統工芸を受け継ぐ職人たちの手により、丹精を込めて作られています。こちらのシリーズはインテリアとして、また心のよりどころとして、日々の暮らしの中で感じていただきたいと思っております。
【十二支の御守り本尊<八尊仏>】
人は誰でも「生まれ年の干支」によって定められた、生涯をお守り下さる「お守り本尊」がおります。十二支ごとに御本尊が決まっている為に、十二支一代守り本尊とも呼ばれています。自分の干支のご本尊をお参りする慣習は古くからのもので、現在では全国的に広まっています。自分自身の生まれ年のご本尊をお参りすれば、心安らかな日々が過ごせると言い伝えられています。また、干支に縁のあるものを身近に置くことは縁起が良いとされることからも御守り本尊は開運守護に最適の護符になるのです。御守り本尊と共に過ごすことで災厄から守護と様々なご利益を授かると共に、ご自身が持って生まれた良い点が伸ばされ悪い点が抑えられるのです。
【勢至菩薩】
干支:午(うま) 梵字:サク
御真言:オン、サンザン、ザンサク、ソワカ
御利益:才能授与 智慧明瞭 現世安穏 福徳長寿
勢至菩薩は智力を象徴し、智慧の光をもって万物を照らし生きる全てのものの迷いを祓い、この上のない無上の力を与え、苦難を取り除く偉大な力を持つ菩薩であることから大勢至菩薩と呼ばれることもあります。観音菩薩と共に阿弥陀如来の脇侍となります。