入唐僧によって請来したという東寺の国宝像が、TanaCOCORO[掌]にデビューです。
現在のチベットやホータンなど、西域に出現し、異民族の襲撃を撃退したと伝わる兜跋毘沙門天。鋭い表情や高さのある宝冠、独特な形状の鎧といった像容は異国情緒に溢れ、エキゾチックな雰囲気を強く感じさせます。
日本各地でこの像に倣った模刻が造られ、国家鎮護の守護神として信仰を集めました。
モデルは東寺の宝物館に所蔵される国宝「兜跋毘沙門天立像」。平安京の羅城門の楼上に安置されていたとも伝わります。腰高で引き締まった体躯、わずかに腰をひねり地天女の手の上に仁王立ちする迫力のポージングを、高さ20センチのサイズに凝縮し完全再現しました。
遠くシルクロードにまで想いを馳せさせられるその造形を、お手元でお楽しみください。