新進気鋭の仏画画家 夏江まみの胎蔵界曼荼羅 中台曼荼羅が彫金額になりました。彫金は名工 北 修によるもので、両者のコラボレーション作品となります。
夏江まみの描く中台八葉院の中央に座す大日如来に北 修が的確に彫金を施すことで一段と輝きを増した魅力的な仕上がりとなっています。
絵:アルミニウムにシルク印刷、額:樹脂、ガラスカバー
大日経(大毘廬遮那成仏神変加持経(だいびるしゃなじょうぶつじんぺんかじきょう)に説かれる曼荼羅のことで、弘法大師はこれを大悲胎蔵生曼荼羅と呼びました。大悲は大いなる慈悲、胎蔵は子宮のことです。胎蔵界曼荼羅は大いなる慈悲に包まれ子宮から生まれた曼荼羅という意味なのです。
胎蔵界曼荼羅の中央部は中台八葉院と呼ばれ、その八葉の赤い蓮華は御仏の浄らかな菩提心を表わすと共に、大非の心をもって私達の心の内に本来具わる仏性を育て、あたかも蓮の種が芽生え、やがて満開に華開き、悟りの世界に至った心の境地を表しているのです。八葉の蓮華の広がりは広大無辺であり、胎蔵界曼荼羅全体を包み込むとされます。