摩利支天立像

摩利支天は、元々はインドの仏教に登場する女神で、その名前はサンスクリット語で「マトリカ」（Matrika）という言葉から派生しています。彼女は戦闘や病気から守る女神として崇拝され、また母性的な特質を持つ女神としても知られています。その後、この女神は仏教とともに中国に伝わり、さらに日本において独自の信仰として発展しました。

摩利支天は日本において、特に武士階級や戦国時代の戦国大名たちによって崇拝されました。彼女は戦闘における勝利や、戦の無事を祈願する際に頼りにされました。そのため、彼女は武士の守護神として広く信仰され、武道や武芸の修行においても重要な存在とされました。

摩利支天の立像は、通常は美しい女性の姿で表現され、鏡を手に持つことが多いです。鏡は彼女のシンボルであり、鏡を通して敵や病気を退けると信じられています。彼女の鏡を見ることは、心の浄化や邪気払いの象徴でもあります。

摩利支天の祭りや儀式は、日本の神社や仏教寺院で行われ、特に1月に行われる「摩利支天祭り」は有名です。この祭りでは、摩利支天の神聖な像が祭りの中心となり、武道の演武や神楽などが行われます。

総括すると、摩利支天立像は日本の仏教と神道の文化において、戦闘や病気からの保護、勝利の祈願、そして女性的な美と母性の象徴として崇拝されてきました。その信仰は武士階級や庶民に広く受け入れられ、摩利支天は日本の宗教と文化の多様性を反映する重要な存在となっています。

• 寸法： H44×Ｗ21×D11 (cm), 600g　
• 素材：柘植（木製）
• 中国製
• こちらの御仏像は当店からお客様の元へ出荷する前に、開眼供養（所謂一般的な祈祷ではなく、御仏像に魂を込める儀式です）を行うことができます。「開眼供養を行う」を選択いただいた場合、当店の店員が、御仏像の出荷前に、御仏像をお寺様へと持参し、お寺様に必要な金額をお客様の代わりにお支払いいたします。開眼供養はお客様お一人のために行う儀式のため、通常儀式が行われるまで1週間程度はお待ちいただいております。普段当店がお付き合いをさせていただいているお寺様の場合は、お客様のお名前が入った開眼供養証明書を引き取りの際に渡されますので、御仏像を出荷する際に、こちらの開眼供養証明書も同封させていただきます
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