不動明王

不動明王は、本来はインドの仏教の守護神であるアカショービャ（Akashobhya）を基に、日本で独自の形態として発展しました。彼は一般的に、怒りと勇気の象徴として知られており、激情的な姿勢で描かれることが一般的です。その名前である「不動」は、不変で動かないことを意味し、彼の存在が煩悩や世俗的な欲望に動かされないことを象徴しています。

不動明王は、日本の密教の一派である真言宗（しんごんしゅう）や、特に不動明王を中心にした不動宗（ふどうしゅう）などで崇拝されています。不動宗では、不動明王を中心に様々な明王（Myoo）や菩薩（Bodhisattva）が信仰され、修行者は不動明王の力を借りて煩悩や障害を克服し、精神的な成長と解脱を追求します。

不動明王は通常、激しい表情を持つ姿で描かれ、火焔を背景に立っています。彼の手には、剣（大刀）を持つことが多く、これは邪悪な力を斬り裂く象徴とされます。また、不動明王はしばしば怖い姿で描かれるため、彼を崇拝することで、信者は恐れや迷いを乗り越え、勇気と覚悟を養うことが期待されます。

不動明王の信仰は、煩悩や困難からの解脱、悪縁や災難からの保護を求めるために行われます。また、不動明王は疫病や火災からの守護神としても崇拝され、災害時にも信者が彼に祈りを捧げることがあります。

総括すると、不動明王は日本の仏教信仰において、怒りや激情の象徴として、信者に精神的な勇気と力を提供し、煩悩や困難に立ち向かう手助けをする守護神として高く崇拝されています。その信仰は密教の一環として行われ、精神的な成長と解脱を求める人々にとって重要な役割を果たしています。

• 寸法：H11.5×Ｗ5×D3.5 (cm), 30g　
• 素材：桧（木製）
• 中国製
• こちらの御仏像は当店からお客様の元へ出荷する前に、開眼供養（所謂一般的な祈祷ではなく、御仏像に魂を込める儀式です）を行うことができます。「開眼供養を行う」を選択いただいた場合、当店の店員が、御仏像の出荷前に、御仏像をお寺様へと持参し、お寺様に必要な金額をお客様の代わりにお支払いいたします。開眼供養はお客様お一人のために行う儀式のため、通常儀式が行われるまで1週間程度はお待ちいただいております。普段当店がお付き合いをさせていただいているお寺様の場合は、お客様のお名前が入った開眼供養証明書を引き取りの際に渡されますので、御仏像を出荷する際に、こちらの開眼供養証明書も同封させていただきます
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