仏教をテーマにした作品を優しくもポップな筆致で描く仏絵師 夏江まみ。『十二支みまもり本尊』アートフレームSは、前作を飾り易いフォトフレームサイズに変更したリニューアル版です。額縁の仕上げも落ち着いたワイドマットの黒フレームからアンティークゴールドに変更。煌びやかなHAKUジクレ技法で仕上げたアートプリントが一層引き立ちます。
作品のテーマである十二支みまもり本尊とは、生まれ年の干支に対応する御仏のこと。別名「一代守り本尊」とも呼ばれ、文字通り私たちの一生を見守る御本尊様です。その守護の力をより確かなものとするため、本作品はすべて信州善光寺の塔頭寺院である定額山壽量院でありがたい御祈祷を賜り、その証となる御祈祷之証が付属します。今を生きるあなたの心の糧として、生まれくる新たな生命を守る頼もしい守護仏として、末永くお飾りください。大切な方への贈り物としても喜ばれる逸品です。
デジタル技術を用いた高品質印刷に、スコディックスと呼ばれる特殊加工を重ねるHAKUジクレ。金属の箔や透明の樹脂を絵柄に沿って乗せることで、彫金にも似た三次元的立体感が生まれます。
①クリア:硬質の樹脂を盛り上げ立体感と透明な輝きをプラス
②金属箔:金や銀の箔が印刷では出せない光の反射と輝きを放ちます
③梨 地:梨の皮の表面のようにザラザラした質感を強調
④マット:艶を抑えることで落ちついた質感を表現
江戸時代より信仰が始まったとされる干支のみまもり本尊。
どうして八尊の御仏が十二の干支を司ることになったのか、不思議に感じることと思います。 実は、この考えは方位に由来しています。 一般的に方位は東西南北とその間にある北東などの四維 (しい) の 合計八方位で表します。 そして、仏教に はその方角を守る御仏 (みまもり本尊 ) があり、また陰陽道では十二の干支が八方位ごとに割り振られていました。 いつしか双方の考えが結び付き、十二支みまもり本尊という信仰が生まれたのです。
十二支みまもり本尊は飾る場所を選びません。額裏のフックで壁掛けもできますし、付属の立て掛け棒を使えば置いて飾ることも可能です。また、コンパクトサイズで鞄に入れて持ち運ぶことも容易ですから、旅先に守り本尊として持参することもおすすめです。いつでも、どこでもあなたを見守ってくださる頼もしい仏様です。
『十二支みまもり本尊』 をご覧いただきありがとうございます。
普段は厳しい表情の仏さまも、柔らかい色合いと細かい線で描くことで、どこか親しみを持てるよう意識しながら筆を進めました。
手元に置いていただけるサイズですので、 寝室・仕事場・リビングなど、あらゆるシーンで幅広く扱えるかと思います。この作品が、皆様のお近くで心の安らぎになることを願っています。
(夏江まみ)
仏絵師 夏江まみ ( なつえまみ)
仏教美術への関心が深く、仏像の持つ美しさと厳しさを表現するためにアクリル やペン画・シルクスクリーンなど、様々なメディアを用い独特の世界観を表現するのが特徴。また、その創作活動は画家だけに留まらず、イラストレーターや漫画家としても活動している。個展、企画展開催多数。