干支守護本尊《古美彩色仕上げ》は、長年培ってきた仏像制作のノウハウから生まれた新しいかたちの守護仏です。細部まで丁寧に彫り上げた木彫像に古美(ふるび)彩色を施すことで、絢爛豪華な彩色の仏像があたかも数百年の時を経てきたかのような姿を表現。静謐かつ崇高な趣を放つ、これまでにない守護本尊となりました。
丑(ウシ)と寅(トラ)年生まれの方の守護本尊である虚空蔵菩薩は、そのはかり知れない智慧と慈悲の心によってあなたを守り、福徳と、生きるための知識や集中力を授けます。記憶力が向上することで、学業面や社会に出ても負けない力となります。福徳は、特に病気になりにくい体質をもたらすとされ、本当に大切な時に力を発揮する勝負運の強さに結びつきます。
人は、この世に生を受けた瞬間から、地球の公転運動の影響を受けるとする説があります。干支は十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)と十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)を組み合わせた60年を周期とする数詞のことで、古来より暦をはじめ時間、方位などに用いられてきました。そのように数値化された干支、特に十二支には、それぞれに対応した守護本尊が定められています。生まれ年の干支ごとの守護本尊が人の運気に影響を与えるとされる所以は、こうした説が根本となっています。
古来人々は、念持仏や守護本尊を心の支えとしてきました。生涯の守り仏として尊像を身近に置き祈りを捧げて、常に守られているという安心感と心のよりどころを得ていたのです。
ではどのような尊像を守護仏とすれば良いのでしょう。貴家の宗派、菩提寺のご本尊も良いのですが、より相応しいのはご自身が持って生まれた宿命に定められた干支守護本尊なのです。精緻な彫りに古美彩色をまとった美麗な干支守護本尊《古美彩色仕上げ》を、ぜひ身近にお祀りください。