デジタル技術を用いた高品質印刷に、スコディックスと呼ばれる特殊加工を重ねました。絵柄に沿って金属の箔や透明の樹脂を乗せることで、彫金にも似た三次元的立体感が生まれます。
さらにシルバーのプロフィール面金加工(絵の周囲にある縁取り部分)が奥行きと豪華さを演出します。
中川学:イラストレーター/京都にある浄土宗西山禅林寺派寺院の住職。関西を中心に活躍する挿絵師集団<七人の筆侍>の一人。代表作に16万部を超すベストセラーとなった『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』など。
「日本曼荼羅」は、高野山をモチーフとした神仏習合の作品。異国情緒に富む大日如来の下の男女は日本の神さま。神鹿の背に榊に支えられた大きな円形の鏡は「春日大明神」を表します。五体の仏は文殊菩薩、釈迦如来、薬師如来、地蔵菩薩、十一面観音でそれぞれ若宮、一宮、二宮、三宮、四宮の本地仏です。左下の船は遣唐使(外国)、右下は安珍・清姫伝説の竜神(日本)で、神と仏が渾然一体となっている日本の信仰心が描かれます。
*製品の背面には中川学氏のサイン入り監修シールを貼付しています。