古来、多幸をもたらす福の神として人々から信仰されてきた七福神。中でも恵比寿と大黒天は七福神を代表する二柱として知られます。イザナギとイザナミの最初の子として純粋な日本の神とされる恵比寿と、ヒンドゥー教のシヴァ神に由来する大黒天は、ともに商売繁盛、福徳財運など富にまつわるご利益があることから、商工民の間では二尊並べて信奉する習慣がありました。
その歴史は古く、室町時代の説話集『塵塚物語』には「或いは木像を刻み、或いは絵にかいて富貴を祈る。世間はこぞって一家一館にこれを安置し、祀らない家はどこにもない」と記述され、実に450年以上もの長きにわたり庶民のよりどころとされてきたのです。
大開運『乾杯♪恵比寿大黒天』は、縁起物が持てはやされた昭和後期から平成初期に掛けて活躍した名匠の手による作品を原型に用い、現代の住空間に合うコンパクトなサイズで制作したものです。
さらに皆さまの益々(枡々)の繁栄を願い二柱を枡の中におさめ、信州善光寺の塔頭寺院である定額山壽量院で開眼供養の御祈祷を賜ってからのお届けとなりますので、そのご利益も一段と増す(枡)ことでしょう。
福々しく柔和な笑顔、滑らかな曲面、細やかな細工に至るまで、縁起物としても美術工芸品としてもお勧めできるクオリティを有し、由緒ある寺院の御祈祷で宿る御霊によってその価値を一層高めた尊像を、貴家の福の神としてぜひお迎えください。
定額山善光寺壽量院
信州善光寺の塔頭寺院の一つ。御本尊は不動明王の両眼を日と月に見立てた日月不動尊(にちがつふどうそん)。古来、開眼供養などの御祈祷を厳修する道場として人々の信仰を集め、戦国時代には川中島の合戦の死者を弔う耳塚を建立し、大法要を厳修したと伝わる。現在も川中島合戦供養塔の前で歴代住職よる法要が毎年営まれている。本製品はすべて祈祷開眼を受けており、開眼供養之証が付属します。