大日如来は、密教において宇宙の中心、真理そのものとされる本尊です。
他の如来像は装飾物を身に着けない質素な姿で表現されますが、諸仏の王である大日如来は宝冠や瓔珞をまとう煌びやかな姿をしています。左手の人差し指を右手で握る独特の印は、金剛界大日如来特有の「智拳印(ちけんいん)」といい、堅固な仏の智慧を象徴します。
3人のプロフェッショナルにより、円成寺所蔵の国宝 大日如来坐像をスタンダードサイズ で製品化しました。
原型制作は、円成寺多宝塔に現在安置される模刻像を制作した藤曲隆哉氏が、彩色コーディネートは仏像彩色に携わって三十余年の篁千礼氏がそれぞれ担当。
さらに総合監修に運慶研究の第一人者 山本勉氏を迎え、上体が後ろへ反る独特のポージングや髪の筋彫りの繊細な表現、足の裏の肉感まで徹底的にこだわって再現しました。2019年に販売終了となりましたが、再販を望む多くの声に応え定番商品として復活しました。