猫buddhaシリーズ(原型:仏屋さかい)に、仏像界のスーパースター「阿修羅」が誕生しました。
猫buddha特有のずんぐりしたプロポーションになっても三面六臂の奇跡の造形美、そして最大の見どころとされる憂いを秘めた三つの顔が、仏屋さかいの酒井仏師渾身の技で再現されています。仏法の守護者である阿修羅をご自宅にお祀りすれば、あなたとあなたの愛猫様をしっかり守ってくださることでしょう。
2009年に東京、福岡、奈良で開催された特別展『国宝 阿修羅展 』はトータル190万人という驚異的な入場者を集め、仏像界のスーパースターとなった国宝 阿修羅像。特に女性人気は凄まじく、それがきっかけとなりお寺巡りをする女性が年代を問わず増えることになり、やがて「仏女(ぶつじょ)」という流行語が生まれました。
女性たちを虜にしたあの三つの顔によって阿修羅の成長の過程が表現されています。唇を噛みしめた向かって左の顔は、自身の過ちを認められない幼年期。向かって右は、過ちを認め懺悔する思春期。正面は懺悔の先に希望を見出し、仏法に目覚める青年期を表した顔とされます。実はこの三つの顔は完成の一つ手前で作業を止めているという説があり、見るたびに、或いはその時々の感情によって表情が違って見える理由なんだそうです。
これこそが「美男・美女は三日で飽きる」を許さない、阿修羅最大のチャームポイントの秘密なのでしょうね。